VOGUEやELLEのようなファッション雑誌にとって、一年でいちばん重要な月号といえばセプテンバーイシュー・September Issue(9月号)です。
この時期、年末年始をお休みするために前倒しで働くスタイリストさんで、プレスルームは大繁盛なんですよ笑!編集部も年末年始はお休みですしね。合併号とか特大号とか、アレです。
ちなみに、セプテンバーイシューというのは秋冬ファッションの立ち上がりとなる大切な時期に発売される号で、ファション業界にいる人なら誰でも、この号の雑誌の「厚さ」に大注目しています。(買って帰る気が失せるほどに、厚く重くなる笑)
ファッションブランドはシーズン立ち上がりに広告を載せたい
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編集部は「他ではなくうちで広告を出したい!」と思ってもらえるような魅力的な企画を練る
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雑誌が面白くなり、売れる
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9月号の厚さ(広告ページの量)でその雑誌のその後一年が分かる
セプテンバーイシューで誰がカバーガールとなって表紙を飾るのか、にも注目していて、話題作りのためにこの号で表紙のモデルを変更をする場合もよくあります。
表紙の女性は、その雑誌の読者像を現しています
表紙で雑誌の売り上げが大きく変わりますから、ここはシビアに交代劇が繰り広げられるところ!

雑誌のターゲットより若くない?
雰囲気がかわいすぎない?
といったような「なんか違う気がする」・・・と違和感を感じる方は、あっという間にいなくなります。
例えばあなたが「雑誌に、自分の商品やサービスを載せたいな」とプレスリリースを書こうとしますよね。
どの雑誌にプレスリリースを送りましょうか?
「さあ〜て。どの雑誌にそのリリースを送ればいいのかな?」と考えたときには・・・まず本屋さんに行きましょう!
これは、必ずプレスリリースを「書く前」に行ってくださいね。
そして、
- 「その雑誌の読者さまだったらどんな情報が欲しいかな??」
- 「私の商品・サービスをどのページに載せようかな??」
と妄想しながら・・・あなたの商品が女性をターゲットにしているなら女性誌コーナー、男性ならメンズ誌コーナーに行き、平積みされた雑誌をつらつらーっと眺めます。外国人が表紙になっている雑誌もあるでしょう。
年齢・ファッションの感じ・その予算感・・・など、自分のお客様がどのタイプになるのか、見えてくると思います。
一冊に絞らなくても良いので、いくつかピンときた雑誌を買って帰って、よーく研究してみましょう!
自分ブランドをどの雑誌にアプローチしたらいいのか
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どのカバーガールをお客さまにしたいか
と考えてみると、分かりやすいですよね。
これだ!と思った雑誌や、ここ載せたい!と思えるページが見つかったら、過去2年分くらい遡って、さらにリサーチすることで、掲載率・取材率がさらに高まります。
PRブランディングのクライアントとは、一緒にTSUTAYAさんへ行くこともあります。何冊か雑誌を手に取って、比べながらゆっくりリサーチ・どの雑誌にプレスリリースを送るのに合うかな?と選定できるので。
一緒にやってみると、講座終了後も自分ひとりでアプローチ先の雑誌選定がやりやすいですからね♡
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