プレスリリースの送り方・届け方・都庁記者クラブへの投げ込み方法について、
- 「どうすればいいの?」
- 「一般人でもプレスリリースの投げ込みできるの?」
とよく質問を受けます。
最近またよく記者クラブへ行くようになったので、記事にするつもりで写真をたくさん撮ってきました。
この記事を読むことで、あなたがもし初めての投げ込みでも、堂々と自信を持って「広報PR担当」として振る舞えるようになります。
この「自信を持つ」って、テレビに出たい、雑誌に載りたいと思ったらとっても大切な要素なので!
あなたが商品やサービスのPRを始めて、「プレスリリース」というものの存在を知る。書き方を調べ、なんとか形になった。
「じゃあ次、そのプレスリリースってどうやって渡したらいいの?」となるのは自然なことですよね。
「業界にコネクションもないし、どうやって届けよう・・・」と。
実際、私のクライアントでも「これまでプレスリリースを書いたはいいけど、送ったことがなくて・・・」という方は非常に多いです。ああ「もったいないー笑!!」当たり前だけど
せっかく書いたプレスリリースも、送っていなかったら、書いていないのと同じですから。
プレスリリースを記者クラブに投げ込みするメリット
・・・でもその気持ち、私もすごくよく分かるのです。
なぜなら私はもともと秘書をやっていて、秘書として受けた面接で「向いてるから」と面接官に言われて突然PRになって・・・
- 「PR?何するところ?」
- 「プレスリリース?なにそれ?」
からOJTで始め・・・上司に教えられた通りにやったからできただけで。ひとりでやれと言われたら、ぜーーったいに無理ですっ笑!
記者クラブへの投げ込みは、FAXやメールで送付するのとは違い、「プレスリリースを必ず見てもらえる」というメリットがあります。
法人でなくても、個人でも、店舗がなくても、小さな会社でも・・・誰でも無料でできますので、ぜひあなたの商品やサービスを広く知ってもらうために活用してください。
記者クラブへのプレスリリース投げ込み方法
今回は、東京都庁にある記者クラブへのプレスリリース投げ込みです。だいたいどこの記者クラブもこのような流れだと考えていただいて大丈夫です。
各都道府県には記者クラブが必ず存在しますので、あなたがPRしたい地域での記者クラブを見つけて、どんどん活用してください。
東京都庁記者クラブ *2022年1月移転
住所:〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都庁第一本庁舎4F(*2022年1月移転)
電話番号:03-5321-1111(大代表)
営業日:月曜日〜金曜日(記者がいれば土曜日も開いていることがある。)
営業時間:9:00頃〜17:00位まで(実は、記者がいれば18:00でも開いていることがある。)
加盟媒体
- 東京新聞
- 朝日新聞
- NHK
- 共同通信
- 日本経済新聞
- 毎日新聞
- 読売新聞
- エフエム東京
- 産経新聞
- 時事通信
- ジャパンタイムズ
- テレビ朝日
- テレビ東京
- 東京放送(TBS)
- 内外タイムス
- 日刊工業新聞
- ニッポン放送
- 日本工業新聞
- 日本テレビ
- フジテレビ
- 文化放送
- 東京メトロポリタンテレビ
プレスリリース投げ込みの流れ
- 事前連絡(記者クラブへ電話をする)
- 都庁1階で入館受付をする
- エレベーターで4Fへ
流れについてはこの記事の後半で順に、画像入りで詳しく説明していきます。
プレスリリースをどうやって送るのか〜バラマキ?投げ込み?
プレスリリースの記者クラブへの投げ込み方法をお伝えする前に、プレスリリースをメールやFAXで配信してくれるprtimesや@pressといった配信会社についてもさらっとお話ししておきます。
プレスリリース配信会社を使うとかんたんにメディアに届けることが可能です。が!当然ですが料金がかかります。プレスリリース配信会社の利用料金は、最低でも30,000円〜100,000円となります。
これらの方法はいわゆる「プレスリリースのバラマキ」と言われる方法でして、配信会社自身のサイトや提携しているサイトには確実に載りますが、これは単なる「プレスリリースの転載」と言われるものです。
誰でも・どんな商品サービスでも載るので、言ってみれば「50,000円を広告料金として支払っているのと同じ」と考る方もいらっしゃいます。
もちろん、実際に新聞社やテレビ局、編集部などのメディアへ配信もされているのですが、プレスリリースの受け取り側であるマスメディアにとっては、「配信会社のアドレスから送られてくるメール=営業メール」という位置付けになってしまいます。
あなたは、毎日送られてくる営業メールを読んでいますか?
私はほとんど読まないです。
なんならそのまま自動的に、迷惑メールフォルダ入りです笑。
つまり、プレスリリース配信会社を使っても、「ああまた来てるわ。」と埋もれてしまい、取材してもらえるどころか、読んでもらえるかどうかも分かりません。
転載されたプレスリリースをみた業者から、「広告出しませんか〜?」という営業電話がやたらかかってくるのは確実ですが泣。
もちろん、配信会社を使ってプレスリリースをバラまくメリットとして、テレビや雑誌からの取材はゼロだ!とは言いませんが・・・それであれば、無料で、取材される確率も高い「あなた自身でプレスリリースを届ける」方を試してみてからでもよくないですか?
せっかくここまでがんばって、愛情込めてプレスリリースを書き上げたのですから・・・自分自身で送れば、手間はかかりますが無料ですし、メディアとの接点を作り上げることもできます。
そこで、
- PRを始めたばかりのプレスリリース初心者の方
- 新聞や雑誌・テレビといったマスコミ業界に知り合いもいない方
- ベンチャー企業やスタートアップ企業の方
にオススメしたいプレスリリースの送信方法が「記者クラブへの投げ込み」となるわけです。
記者クラブへの投げ込み方法とは?
プレスリリースの投げ込み方法についてさらっと説明しておくと、全国各地にある「記者クラブ」へプレスリリースを直接持参することです。
ポストみたいに箱がずらっと並んでいるので、人見知りなあなたも、誰とも話さずにプレスリリースの投げ込み完了!なんてことも可能です笑。
これは極端な話で、ちょっともったいないですけど・・・。
と言うのも、普段知り合えないような大手新聞社、キー局の記者が記者クラブにはうじゃうじゃいらっしゃいます。
記者と名刺交換して、メディアと知り合いになり、あなたの商品やサービスをアピールする絶好のチャンスになるかもしれないですよね!
また、あなたが想像するよりも、たぶんずーーっとプレスリリース投げ込みのハードルは低いです。「え?こんなにかんたんなの?」と感じるはずです。
しかーも!
みんながハードル高いと思っているのか、記者クラブはガラガラです。つまり、あなたの大切な商品をアピールするチャンスはたっくさん転がっている、という訳です!
誰もいない、長い廊下!(移転前の画像ですが、移転後も雰囲気はこの感じです)
ということで・・・それではさっそく時系列で、記者クラブへのプレスリリースの投げ込み方について書いていきますね。
記者クラブへのかんたんプレスリリース投げ込みフロー
1. 記者クラブへネットまたは電話で連絡
あなたが初めて投げ込みに行くのであれば、前日くらいに東京都庁の大代表へ電話します。
「輪番幹事社(持ち回りの担当新聞社)」の担当記者が電話口に出て、詳しいプレスリリースの渡し方を教えてくれます。
都庁記者クラブであれば、23部のプレスリリースが必要です。
*ここで”上手に”プレスリリース内容についてアピールすることも可能!でも気をつけて・・・下手な説明は逆効果!!
2. 都庁1階で入館受付をする *2020/12 アップデートあり!
プレスリリースを都庁記者クラブへ投げ込む当日は、まず東京都庁1階にある来庁者受付記入カウンターで来庁者受付票に記入します。
*アップデート 2020/12
現在は事前に「都庁舎来庁者受付」サイトからネットでの事前予約受付が可能です。(たとえ事前予約をしていなくても、その場で登録すればすぐに記者クラブへ入れます。)
名前・訪問場所・時間などを記載し、
*NEW:現在都庁舎来庁者受付は手書きではなく、タッチパネル式となりました。

都庁来庁者受付
訪問先に関して、記者クラブへ行く場合は選択肢のいちばん下にある「その他」を選ばOKです。
※アプリから都庁舎来庁者受付の事前申請も可能になりました。(2022.3.31〜)
QRコードがプリントアウトされますので受付に渡し、ビジターカードを入手します。
3. エレベーターで4Fへ
受付向かって左側にある4-16階行きのエレベーターを使い、4Fにある記者クラブへいきます。
エレベーターを降りると突き当たりに警備員さんがいます。
「記者クラブへプレスリリースをお届けに来ました。」と挨拶をして、右へと進みましょう。
4. 4Fで報道課に投げ込み
移転以降、2フロアで投げ込みすることになりました。
4Fでは報道課の前に置かれた白いカゴに3部、ポストに14部を投函します。
5. 5Fに移動し、残りのプレスリリースを投げ込む
エレベーターで5階に移動したら、残りの6部をお届けします。
封筒に入れられたプレスリリースもありますが、記者の開封の手間を考慮して、私の経験上そのまま投げ込むのがおすすめです。
奥に見える、のれんがかかった小部屋が各メディアの事務所です。(画像は移転前のものになります)
6. 最後に、奥の部屋にも投げ込みましょう
廊下の突き当たり、左側の部屋にも投げ込みます。
以上で終了です!お疲れ様でした〜。
あっけないほどかんたんでしょ?郵便屋さんと同じ笑!
プレスリリースの記者クラブ投げ込みのメリット
記者クラブへの投げ込みは、FAXやメールで送付するのとは違い、「プレスリリースを必ず見てもらえる」「マスコミとの接点が直接持てる」という大きなメリットがあります。ぜひトライしてみてください!
私のクライアントの中には、「投げ込みの帰り道にさっそく取材依頼の電話が来た!」という方もいます。
私も最近はITベンチャー企業のプロダクトPRが波に乗っていて、プレスリリースを送らなくてもテレビや新聞から「取材させてください!」と連絡がくるようになりました。

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メディアにモテるPRブランディング
モナンジュ ちよでした!